2010年に宝島社が発刊した『GLOW』という女性誌は
「40代女子、万歳!」というセンセーショナルなコピーでデビューしました。
それに眉をひそめる人、よくぞ言ってくれたとスタンディングオベーションをする人、
さまざまな反応がありましたが、当時私はこれを見て板垣退助を思い出しました。
板垣死すとも自由は死せず! 加齢すれども女子魂は死せず!
これがのちの女子民権運動である。
嘘です。
とにかく、属性を越えた気分や雰囲気を誌面に具現化し、
読者の気持ちを承認するのが、宝島社は本当に得意な出版社だなと感服しました。